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「鉄筋コンクリート(RC)」の劣化症状とメンテナンス
2022年07月05日(火)
外壁材の1つである「鉄筋コンクリート(RC)」の特徴とメンテナンスについてまとめてみました
●鉄筋コンクリート(RC)とは |
コンクリートとは、砂、砂利、水などをセメントで凝固させた人造石のことです。
建物を造るのに対して「自在に形成できて寿命が長い」という特性や耐震性、耐火性、遮音性、耐熱性、耐久性に優れているといった特徴があります。
コンクリートは経年変化による汚れが目立ちやすく、雨水が染みこむことによって劣化したり、黒カビや藻がついたりする可能性があるため、撥水剤や塗装などの定期的なメンテナンスをしていくことが必要となります。
●劣化目安 |
8~10年
●劣化症状 |
・カビ・苔
・チョーキング
・塗膜の浮き・はがれ
・ひび割れ
・シーリングのひび割れ・破断
苔・カビ チョーキング
ひび割れ ひび割れ(10倍スコープ)
塗膜剥離 シーリング劣化
劣化症状については、こちらの記事をご覧下さい。
click! ⇒ 外壁の劣化を簡単にチェック!
●特徴とメンテナンス |
気泡をたくさん含む建材なので、遮音性・保温性に優れています。
また、軽量なので耐震性にも優れ、不燃のコンクリートが主成分のため耐火性に非常に優れています。
外壁材の中でも機能性が総合的に高いのがALC外壁の特徴です。
しかし、そのスポンジのような形状のため素材のため吸水性が高いので、新築時に必ず塗装による防水がされています。
塗膜(塗装の膜)が劣化し、水分が建物内部に浸入すると、外壁材そのものや建物の構造が劣化してしまいます。
ALC外壁は、他の外壁材に比べ吸水性が高いため、水が浸入すると一気に劣化が始まります。
劣化症状がみられたら、早めに塗装メンテナンスを行う必要があります。
また、ジョイント部分のシーリングも劣化をすると吸水の原因となりますので注意が必要です。
しかし、水に弱いという点を注意してしっかりメンテナンスすれば、50年持つと言われる高耐久の外壁材です。
●まとめ |
・ALCは非常に耐久性の良い外壁材ですが、水に弱いので塗装による防水が必要です。
・劣化症状がみられたら、早めに塗装メンテナンスをしましょう。
・シーリングのメンテナンスも重要です。
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