今回は、外壁の劣化を簡単にチェックできる方法をご紹介したいと思います。

外壁は建物の寿命を左右する重要な部分です。

大切なお住まいの今の状態を把握しておくことは、
現状に問題がなくとも、後々のメンテナンスの参考になるかと思います＾＾
ぜひチェックしてみて下さい！

 

では、主な症状をご紹介します。

 

 

外壁の保護機能が落ちると、雨などの水分が乾きにくくなり、湿気を好むカビや苔が繁殖します。
カビ・苔が繁殖すると、外壁表面に水分が溜まりやすくなり劣化の原因となります。
北面の外壁など、日当たりが悪い・風が通りにくい場所を確認してみましょう。
見つけたら早めに洗い落としましょう。

 

 

●日当たりの少ない面…艶があります。

●日当たりの良い面…艶が無く、白っぽくなっています。
※同じ建物です。

 

紫外線の影響により外壁に塗られている塗料が劣化することにより起こります。
つやがなくなり、色が薄くなってきます。劣化の初期症状といえます。
南面・西面の外壁など強い日差しを受ける面と、その他の面を見比べて見ましょう。

 

 

 

外壁を手でなでると、白いチョークの様な粉が手指につく症状です。
主に紫外線の影響により、外壁の塗膜の樹脂結合が失われ粉化する症状です。
塗膜の機能が正常に働いていない状態です。
南面など日当たりの良い面から現れ始めます。
日当たりの良い面に比べると進行は遅いですが、日当たりの少ない面でも起こります。

 

 

塗膜の劣化が進み、塗料の付着力がなくなっている状態です。
外壁を保護する機能は、ほぼ失われている危険な状態といえます。
放置すると水分が建物内部に浸入し、雨漏りなどの大きなトラブルの原因となる可能性があります。
塗膜の剥がれは紫外線や雨による経年劣化以外にも、衝撃を受けるなど他の要因で生じることもあります。

 

 

外壁に塗られている塗料が劣化し保護機能がなくなると、雨が降った時に外壁材そのものが水分を吸っていしまいます。
その染み込んだ水分が乾燥し、また雨が降ったらしみこんでを繰り返すことにより、外壁が反ってしまいます。
反ってしまった外壁は、塗装をしても元に戻ることはありません。
完全に浮き上がってしまうと張替えなど大掛かりな工事になる可能性があります。
外壁に定規などを当てると確認しやすいです。

 

 

クラックは、クラックの幅が0.3ｍｍ以下のものをヘアークラック、0.3ｍｍ以上のものを構造クラックと呼びます。

ヘアークラックは表面的なひび割れで、雨水の浸入の可能性は低いので緊急性は高くありません。

しかし、構造クラックは内部（外壁材）のひび割れなので、水分が建物内部に浸入してしまうため早急なメンテナンスが必要です。

また、縦方向のひび割れに比べ、横方向のひび割れは、雨水を面で受けるため多くの水分が浸入してしまうため要注意です。

 

 

シーリング材とは目地や建具廻りに埋め込まれたゴム状の材料のことです。
紫外線や風雨の影響で伸縮性がなくなり、外壁材の動きについていけず、ひび割れが生じます。
外壁材よりも早く劣化する傾向があります。
シーリングのひび割れは放置すると、外壁のひび割れ同様、水分が建物内部に侵入してしまうため早急なメンテナンスが必要です。

 

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建物は見た目には問題がないようでも、紫外線や風雨、気温の変化などに常にさらされている状態なので、確実に劣化は進んでいます。

劣化に早めに気づいておかないと、保護機能が働かず、内部にまで影響が出てきてしまうかもしれません。

適切なタイミングでメンテナンスを行うことで、お住まいの寿命を延ばすことが出来ます。

一般的に10年が塗り替え時期といわれていますが、立地の環境や使用されている外壁塗料などによっても変わってきます。

 

定期的に、実際に目で見て、確認されるのがオススメです。

 

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今回は、外壁の劣化のセルフチェックの仕方をご紹介しました。
このような症状がありましたら、専門の診断を受けることオススメします！

 

 

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